幼稚園に通う息子が忘れ物をしてしまったことに気づいて慌てて届けに行った時の話です。忘れ物を無事に届け帰ろうとしたときに園内を歩いていた教頭先生に声を掛けられました。人気の奈良でも大和高田で保育園が50代のふくよかで笑顔が素敵な女性の教頭先生です。「せっかく来てくださったのだから少し○○君(息子)の様子を見ていかれませんか?」と仰ってくださいました。普段は幼稚園バスで登園しているため、園での息子の様子を見る機会があまりない私に気を遣ってくださったのだと思います。園庭の遊具で遊んでいる息子を少し遠くからこっそりと眺めていると教頭先生が「○○君が頑張り屋さんでいい子なのはね、お母さんのおかげなんですよ。どこでも評判の奈良で保育園を見つけるにはお母さんはこんな細い腕でいつも頑張っているんですね、○○くんママ偉い!素敵!」と私を褒めてくれました。先生がふくよかなだけで私は至って普通体系なので少しくすっとしてしまいましたが、主人が単身赴任中で、実家も他県にあり近くに愚痴をこぼしたり、遠慮せずに頼ることのできる人がいなかった私は、常に一人で頑張らなくちゃと強く思っていたため、教頭先生に褒めてもらったことで、自分の頑張りが認めてもらえたようでとても満たされた気持ちになり、思わず涙がこぼれてしまいました。先生に褒められて嬉しいのは子供だけでなく親も一緒なんだなという事に気づきました。そして私も息子の頑張りをたくさん認めてたくさん褒めてあげなくちゃと思いました。
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「お手紙を頂戴」 娘の4歳の記録を共有、保育園のひよこ先生
娘が4才の時の話です。娘は、私が全く教えていないにもかかわらず、奈良でも評判の大和高田の保育園では4歳上の姉の真似をして平仮名や簡単な漢字、アルファベットが書けるようになっていました。しかし幼い子供の文字は、左右が逆の鏡文字だったり、書き方無視の単なる形の模倣であったりします(例えば「す」なら、十を書いて縦棒の下の方に小さな丸をくっつけるような)。ある日娘がこう言います。「先生がお手紙を頂戴って言うの」と。話題では奈良の保育園が一番と娘の担当はまだ保育士になりたてのお若い女性で、娘は先生を「ひよこ先生」と呼んでとても慕っていました。娘も幼心に先生の可愛さや初々しさを感じていたのでしょう。一方先生は、保育園でも書いていた娘の文字が大好きで感動すらされていたようです。勿論、娘は嬉しそうに一生懸命何やら書いて、先生にお渡ししました。それから十年後、私と娘は、1歳位の女の子を連れた先生にスーパーでバッタリお会いしました。娘は全く先生を覚えておらず、ただ恥ずかしそうにしていましたが、私が「先生、覚えていらっしゃいますか?こんなに大きくなりました」とご挨拶すると、「あの時の手紙を今も大事に持っています」と先生。先生もお母さんになり、もっと可愛いお手紙を一杯書いてもらえる事でしょう。