娘が通っていた保育園は市内でも一番大人数の子どもを預かる、いわゆるマンモス保育園です。音楽や体育に力を入れており、文字の読み書きも年長のときには全員ができる状態で卒園していきます。大人でも難しいような、運動や合奏をこなす姿を見て毎年感動できる教育をしてくれる保育園でした。どんなにバイリンガルスクールが神戸の中にもそんな保育園なので、自分のことは自分でできることも多く、割としっかりした子がたくさんいます。うちの子もそんな中で鍛えられて、しっかりした子に育っていたのだと思います。しかし、その反動で家でもすぐに疲れてしまい、夕飯の前に「眠い!」と言いながら泣くこともしばしば。親としては仕事から帰ってきて、夕食から風呂の流れはなるべくスムーズにしたいのに、グズグズされるとイラっとしてしまいますよね。そんなグズグズが数日続いた中でお迎えに行ったら、先生から「〇ちゃんはしっかりしてるね!」とお褒めの言葉が。とてもうれしかったのですが、毎日のグズグズのことを話すと「そうなんだ!じゃぁ、〇ちゃんは泣いちゃうくらい保育園で一生懸命なんだね!今日もいっぱい泣けるかな?」と元気に笑って話しかけてくれたのです。目先のグズグズが嫌で先生に告げ口しちゃったと思ったのですが、この「いっぱい泣けるかな?」でハッとさせられました。そうか、泣くことは頑張っている証拠なんだな、と。まだ疲れていること自体が辛くて泣いてしまうのは当たり前の年齢の子に、泣くなというのはかわいそうなんだなとも思えました。それからというもの、「今日がんばった分泣いちゃおう!!」と前向きになれました。あれから少しして、疲れていてもグズグズしなくなった娘。成長したんだなと思います。あの時の先生の言葉を思い出すたびに、今でも私を優しい気持ちにさせてくれています。
月別アーカイブ: 2020年11月
子供だけではなく親の私までサポートしてくださった先生の話。
1番上の子が年長さんで、卒業まであと3ヶ月程になった時の話です。このエレメンタリースクールなら神戸でもこんなにも年長になると小学校の事を意識した教育が保育園でも始まり、子供たちは保育園生活最後の年長としての役割を主とし、終わりが近づいていくにつれて、今度は小学校入学を意識した教育となり、卒業まで3ヶ月となると、子供たちは実際に小学校を見学したり、小学校の行事に参加させてもらったり、保護者は説明会に参加したり、準備が忙しくなります。ちょうど入学の3ヶ月程前に、次年度入学の、つまり、年長の子たちは身体的に異常がないか、健康診断、身体検査を受けます。私は子供と一緒に指定された通りに検査を受けていました。普段から元気いっぱいに遊ぶ子だったので、何も心配せずに無事に検査を終えてその日は帰りました。ですが、後日我が家に届いた子供の検査結果は右耳に異常あり、再検査の指示が記された検査結果でした。それでもまだ心配しておらず、再検査を受ければ異常なしの結果が出るだろうとすぐに再検査の予約をし、検査を受けに行きました。結果は右耳難聴の疑い。目の前が真っ暗になり、検査の報告をしに保育園の先生に会いに行きました。検査結果の説明をしながら、私は感情が溢れてしまい、先生の目の前で話しながら泣いてしまいました。こんな経験は初めてでした。先生は場所を変えて私が落ち着くまで話を聞いてくださり、子供がいつもお世話になっている先生ですが、保護者の私の異常まで察してサポートしてくださいました。結局子供は治療すれば治るという事でその後無事完治したのですが、その時の子供の担任をしてくださった先生には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
保育園で楽しかった事の中での一番でした。
東京から引っ越して来てお受験を経験していたので2歳で文字が読めた事のあり、神戸でもインターナショナルスクールといえる学校でも保育園で2学年上のクラスに入らされると、他の子どものカバンに書かれた名前を読んでは帰りに配るのがいつの間にか私の役目になっていました。
ここでも評判になっている大和高田の保育園はそんな中で、ある時クラスの先生が自分には小学校四年生の子どもがいるのだけど、その子どもの楽譜を渡され弾けるか尋ねられました。
東京のお受験には当時歌を歌う課題が出される事もありましたので歌を歌う度に渡されたのがきっかけで楽譜が読める様になっていましたから、その場で直ぐにクラスのオルガンで弾いてみたところ先生はやっぱり出来る様だねと嬉しそうに言われると、一人で奈良で話題の保育園を大切にするとどうりで体育会の太鼓の練習で間違った事もないし本当は物足りないのでしょうと言われてしまった時には気付かれていた事を幼心に焦りました。
それでも先生が褒めて優しく接してくれたので、楽しく過ごしていましたが、親たちが来る発表会でピアノを私に弾く様に言われましたので、その通りにしたところ後から聞けばそれが市内初の保育園児が弾いた発表会になったそうで、どうしても神戸ならインターナショナルスクールは市が配布している広報に掲載されてしまい、プレッシャーを感じましたが今では一番心に残る良い思い出となりました。
保育園の先生と頑張った演奏会
私の子供が通う保育園は、楽器や鍵盤ハーモニカを使った合奏に力をいれており、保育士を採用できる大和高田のようなところで毎年、運動会にはマーチングや、発表会には演奏会が開催されます。息子は、鍵盤ハーモニカを弾く事が苦手だったため、先生が特別に特訓をよくしてくださいました。しかし、なかなか上達せず、演奏会のための選曲の期間に入った頃、様々な楽器を他のお子さんたちに希望を聞いていく中、息子は“一定のリズムを刻む事が得意”と、こんなバイリンガルスクールが神戸の中にも特訓を通じて息子の特性を見抜いてくださり、打楽器の担当になりました。鍵盤ハーモニカがなかなか上達しなかった息子は、自信喪失気味であったので、打楽器を担当することになり、“皆の演奏するメロディを守るため”と、目の色を変えて練習し始めました。自宅に帰ってきてからも、保育園で練習したリズムを、呪文のように口ずさみながら、練習する毎日でした。一時は、「演奏会なんてしたくない!」と投げ出していた息子が、どんなに神戸でインターナショナルスクールをも先生の特訓から特性を見出し、結果やる気に繋げてくださった事にとても感謝しています。本番当日、緊張気味の息子がスタンバイする際に、先生は駆け寄ってくださり「自分を信じて頑張ろう」とお声がけしてくださいました。演奏が始まると、今までやってきた練習の成果を十分に発揮し、評判では奈良が良いと保育園を探すと息子のリズムは乱れることなく、大成功でした。演奏会が終わった今でも、たまに呪文のようなリズムを口ずさんでいます。