保育園に全部落ちた私を救ってくれた先生の言葉


保育園に全部落ちた私を救ってくれた先生の言葉

私は現在年中の娘をもつシングルマザーです。この神戸でもインターナショナルスクールといえるのは2歳から今通っている幼稚園(認定こども園)の一時預かりを利用し、フルタイムで働いていました。それまでは専業主婦で、子育てが一段落するまで、働く予定はありませんでした。しかし、元夫のモラハラにより離婚。働かざるを得ない状況になってしまいました。保育園の仕組みさえ全く分からない中、区役所に何度も通い、保育園の申請もしましたが、タイミングが悪かったこともあり入れず・・・。近所の一時預かりを行っているこども園に娘を預け、働きながら保育園の空きが出るのを待っていました。しかし、なかなか保育園に入ることが出来ず、幼稚園に入園する年になってしまいました。このまま、入れるか分からない保育園の入園を待ち続けるのか、今一時預かりでお世話になっているこども園に一号児として入園し、二号の枠が空いたら、園の中で認定だけ変更するか・・・。一号児の願書提出ギリギリまで本当に悩みました。悩んだ結果、一号児の願書は出さず、保育園の空きが多く出るであろう時期に賭けることに。結果、第5希望まで書きましたが、全滅。「春からどうしたらいいんだろう。」と、途方にくれていました。そこで、私は無理を承知で、一時預かり担当の先生に「今から一号児として、入園を認めてもらえないか園長先生にお願いさせて下さい。」とお願いしました。もうその時には、既に面接も願書提出も、教材の受け渡しも全て終わっている状態でした。話をしたのは、私の家庭の事情も知っており、日頃から気に掛けて下さっていた先生でした。その日、娘を迎えに行くと、「園長先生に私からお話ししました。ちょうど一人、入園をキャンセルした子がいるので入園出来ますよ。」とおっしゃって下さいました。そして、「一人で全て抱え込まないで、周りに助けを求めてもいいんだよ。」との言葉も。帰り道、娘を乗せた自転車をこぎながら涙が止まりませんでした。あの時、「絶対無理だろうな」と入園を諦めなくて良かったです。その年の秋には、無事二号児として認定されました。娘も「幼稚園大好き!」と毎日楽しそうに通っています。私は、先生の言葉を今もお守り代わりに、辛い時そっと思い出すようにしています。