私は最初は自宅の近くにある保育園に通っていましたが、途中から少し遠いところにあるカソリックキリスト教会の横にある幼稚園に転園しました。その幼稚園に通うためには制服を着るなど、保育園とは何もかも勝手が違ったので、私は最初、とても戸惑っていたようです。そんな私を気にかけて下さった、その幼稚園の先生たちは私が早くクラスに馴染むことが出来るように、よく他の園児と仲良くなれるように一緒に遊ばせてくれたり、優しく声を良くかけてくれました。その先生たちは皆さん、カソリック教徒だったようで、皆さん、シスターの恰好をされていました。そんな姿の大人をそれまで見たことが無かった私は、最初はびっくりしていたようですが、慣れてくると素敵だなと思うようになりました。それは先生たちが皆さん、優しくて暖かい人ばかりだったからだと思います。この幼稚園では園児にもイエス様へのお祈りを教えて、それを暗記して言えるように練習をしました。私はそのお祈りの文句をなかなか覚えることが出来なくてメソメソしていましたが、そんな私に対して先生たちは優しく何度もお祈りの文句を教えてくれました。そして私がそれを覚えて、お祈りをちゃんをすることが出来るようになると、すごく褒めて下さったのを覚えています。お陰で私は大人になってからも、そのお祈りを覚えて言うことが出来ていました。最近はちょっと忘れかけていますが。あの幼稚園の優しい先生方の笑顔は今でも覚えています。