私の息子は先天性の腕の骨の病気を持って産まれ、幼稚園の年中、この神戸でインターナショナルスクールといえるには年長時に2度の大きな手術をしなければなりませんでした。骨を切る手術で意図的に骨折させたようなものでしたので、手術後は一週間ほど入院し、退院後も手術の傷の経過をみるため二週間ほど幼稚園には行けませんでした。なので、だいたい1ヶ月ほど幼稚園をお休みしていたのですが、当時の担任の先生が自宅まで手書きのお誕生日カードを持って息子に会いにきて下さり、息子はもちろんですが親の私も先生の顔が見られてとても嬉しく、手術後の通院で気が張り詰めている中心が和みました。また、主治医から幼稚園に通園する許可が出た後も、まだ骨折状態は続いていますので固定して腕を吊った状態で、保育の中での工作などの作業やあそびが普段通りにはできなかったのですが、先生は息子の「やりたい」という気持ちを汲んで尊重して下さり、例えば、人気の保育園を奈良の大和高田でも話題からとは園庭で焼き芋をする際に息子が「マッチで火をつけたい!」と言った際には、先生がマッチの箱を持って支えて下さり息子が片腕でシュッと擦って火をつけられるようにして下さったり、工作時にも紙を押さえて下さって息子がはさみで切れるようにして下さったり等々、息子が片腕でもやりたいことができるように辛抱強く丁寧に向き合って下さいました。「片腕だからできないよ。やめておこうね。」と言うのではなく、片腕でもやりたいことができるように考えて、息子を心身ともに支えて下さったこと、息子共々本当にうれしく感謝の気持ちでいっぱいです。息子は小学生になり、手術の大きな傷は残っていますが、心の傷はなく、奈良では保育園の話題を聞くとなるとここからいえる何にでも挑戦する前向きすぎるほど前向きな子に育っています。これも幼稚園での先生の関わりのおかげだと本当に思っています。先生が息子の担任を持って下さって本当に幸運でした。先生、あの時は本当にありがとうございました。