生後6か月から、口コミで奈良なら大和高田の保育園がここの保育園のお世話になっていました。初めての孫で男の子。それはそれは大切な子ですが、離れて暮らしているので毎日お世話に行くわけにもいきません。息子夫婦が選びに選んだ保育園なら大丈夫だろうと通わせることになりました。ママも仕事をしているので週に一度くらいはお迎えに行ってほしいと電話があります。もちろん私にとっては孫に堂々と会えるチャンスです。保育園が評判の奈良でもこんなにも ワクワクしながらお迎えに向かいました。いつもママが連絡帳に書いてくれるので、園につくと、もう玄関ちかくで先生がだっこで待機してくれています。「おばあちゃん来たよ~」と先生が言うと、孫が私を見つけて声をあげました。孫にも先生にも歓迎されている気がして、いちばん嬉しい瞬間です。さっそく抱っこを交代して、着替えや荷物を受取ります。その時、先生がふっとひと言おっしゃったのです。「この子は大事にされてる子やなあ」私はびっくり。こんなに小さいうちから保育園に預けるのは、ちょっと不憫だと内心思っていたからです。私の驚きを察したのか、さらに先生がもうひと言。「大事にされてる子はわかるんですよ。孫ちゃんはとっても大事にされてます」そうですね、大人の勝手な思い込みなんて赤ちゃんには関係ないことです。長男夫婦にとっては初めての子ども、私には初孫、毎日あたふたしていたこともふくめてほめていただけた気がして、じんわり嬉しかったのです。今でも保育園の近くを通るたびに、先生の笑顔とあの言葉を思い出します。