私が幼稚園に通っていた頃、握手をしてきては、どんなにも大阪市でトイレつまりとしては手を強く握りこりこりこりこりしてくる男の先生がいました。当時の私はかなりのやんちゃをしていて、かなり悪目立ちするような子供でした。かといって周りのことを気にせずただひたすらに傲慢に生きていたというとそうではなく、父親が相当厳しかった事から、家ではあまり感情を出せなかったように思えます。もはや父親が帰ってくるのが苦痛までありました。今となっては、そんな精神的に圧迫された生活状態を外では発散していたように思います。たぶん周りから見たら浮いていたのかもしれません。もしかしたら扱いづらくて鬱陶しかったかもしれません。しかし、いつも握手して手を握りこりこりしてくる先生だけは別でした。私も小さい頃に幼くも未熟な思考ではありましたが、いつもまっすぐに向き合っていてくれていたのを感じました。真っ直ぐに目を見て話をしてくれていました。真っ直ぐに目を見て話をきいてくれていました。どんな事をしていてもその先生だけは見捨てずに遊んでくれていました。子供ながらに安心できる存在だったのかもしれません。今となっても小さい子供に接するときには、あの先生を思い出します。あの先生が自分理想の父親像のひとつになっています。