「昔、保育士資格を取ったけれど、もう何年も現場を離れている」「資格証は持っているけど、今の私に保育士が務まるだろうか」。出産や育児、家族の介護などを機に、一度、保育の現場から離れた「潜在保育士」の方々。その手の中にある保育士資格は、あなたが思っている以上に、現代の日本社会において、喉から手が出るほど求められている、価値ある資産である。そして、その資格は、更新手続きが不要な「生涯有効」なものである。求人ボックスで大和高田特集であなたの「眠っている資格」を再び輝かせるための、具体的なステップと、心構えを紹介しよう。まず、復職を考える上で、絶対にクリアにしておくべき、最初の一歩がある。それは、「保育士登録」が済んでいるかどうかの確認だ。2003年の児童福祉法改正により、保育士として働くためには、都道府県知事が指定する登録機関(社会福祉法人 日本保育協会)に、氏名や生年月日などを登録し、「保育士証」の交付を受けることが義務化された。それ以前に資格を取得した方や、資格取得後に一度も保育士として働いたことがない方は、この登録手続きが未了の場合がある。資格そのものは有効でも、この登録がなければ、法的に「保育士」と名乗って働くことはできない。まずは、手元に「保育士証」があるかを確認し、もしなければ、速やかに登録手続きを行うこと。これが、復職への全ての始まりとなる。次に、長いブランクに対する不安を解消するための、知識と技術の「リハビリ」期間を設けよう。現在の保育の基本となる「保育所保育指針」を、改めて読み返してみる。また、各自治体やハローワークなどが主催する「潜在保育士復職支援研修」に参加するのも、非常に有効だ。最新の保育事情や、安全管理、アレルギー対応など、ブランク期間中に変化したであろう実務知識を学ぶことができるだけでなく、同じ境遇の仲間と出会い、不安を共有できる貴重な機会となる。忘れてしまった手遊び歌やピアノも、今は動画サイトなどで簡単に復習できる。完璧を目指す必要はない。まずは、感覚を取り戻すことが目的だ。そして、最も大切なのが、ブランク期間を、決して「空白」や「不利な点」と考えないことである。特に、自身の「子育て経験」は、他の何物にも代えがたい、あなたの最大の強みだ。子どもの夜泣きに悩み、離乳食作りに奮闘し、保護者として園や学校と関わった経験。その全てが、今、目の前の保護者の気持ちに、誰よりも深く共感し、寄り添うための力となる。「保護者の気持ちがわかる」ということは、現代の保育現場において、最も求められるスキルの一つなのだ。現在の保育業界は、深刻な人手不足に悩んでいる。あなたの力と経験を、必要としている園は、必ず存在する。いきなりフルタイムの正職員が不安であれば、短時間のパートや、クラス担任を持たない保育補助から始めてみるのも良いだろう。あなたの資格は、眠っているだけだ。失効したわけではない。少しの勇気と、正しい準備をもって、その価値ある資格を、再び子どもたちの笑顔のために活かしてほしい。社会は、あなたの復帰を、心から待っている。
「眠っている資格」を活かす、潜在保育士のための復職完全ガイド