「これ、なんだろう」「触ってみたい」「もう一回やってみよう」。子どもたちの一日は、そんな小さな好奇心から始まります。大人にとっては何気ない出来事でも、子どもにとっては初めての発見になることがあります。認定こども園や保育園を選ぶときには、どんな活動があるかだけではなく、子どもの興味をどのように受け止め、次の経験へつなげていくのかにも注目したいところです。日々の保育について知りたいときは、大和高田の認定こども園の特色を詳しく見ることで、園生活をイメージする材料の一つにできます。
たとえば、園庭で見つけた小さな虫。
最初は「虫がいた」という発見だけだったものが、「どこへ行くのかな」「何を食べるのかな」という疑問につながることがあります。友だちが集まれば、それぞれ違ったことに気づくでしょう。「こっちにもいるよ」「葉っぱの下に隠れたよ」と会話も広がっていきます。
こうした時間に正解を急いで教える必要はありません。
見つける。考える。誰かに伝える。そして、もう一度確かめてみる。
その一連の経験そのものが、幼児期の大切な学びになります。
子どもは興味を持ったことには驚くほど集中します。積み木を何度も積み直したり、砂と水を混ぜながら形の変化を楽しんだり、紙を切って思い描いたものを作ろうとしたりします。途中で失敗しても、本人が「まだやりたい」と思えば挑戦は続きます。
そのときに育っているのは、作品を完成させる技術だけではありません。
どうすればうまくいくのかを考える力、工夫する力、最後まで取り組もうとする気持ち。そして、自分の考えを形にする楽しさです。
幼児期には、こうした経験をたくさん重ねることができます。
もちろん、いつでも一人で夢中になるわけではありません。園には同じ年代の友だちがいます。一人では思いつかなかった遊び方を友だちから知ったり、自分の考えを相手に伝えたりする場面も生まれます。
「一緒に作ろう」
その一言から、それまで一人でしていた遊びが大きく変化することもあります。
積み木で家を作っていたところへ道路が加わり、車が走り、お店ができる。子ども同士の発想が重なれば、遊びの世界は次々と広がります。その過程では、意見が合わないこともあるでしょう。
しかし、それも大切な経験です。
自分はこうしたい。でも友だちは違うことをしたい。そのときにどう伝えるのか、どこまで譲れるのか、一緒にできる方法はないのか。日々の遊びの中には、人と関わりながら生活していくための学びが自然に含まれています。
保育に携わる大人の役割も重要です。
すべてを先回りして決めるのではなく、子どもが何を見ているのか、何に興味を持っているのかを丁寧に捉える。そして必要なときには材料を用意したり、言葉を添えたり、友だちとの関係をつないだりする。
子ども自身が「自分でやってみた」と感じられる余地を残すことが、次の意欲につながっていきます。
園生活には、制作、運動、絵本、音楽、自然との触れ合い、友だちとの遊びなど、家庭とはまた違ったさまざまな経験があります。大切なのは、それらを単に経験するだけではなく、その子なりの発見や興味につながっていくことです。
昨日は眺めていただけだったものに、今日は手を伸ばしてみる。
先週はできなかったことに、今週はもう一度挑戦してみる。
そうした変化を積み重ねながら、子どもは少しずつ自分の世界を広げていきます。
幼児期に必要なのは、「たくさん知っていること」だけではありません。知らないものに出会ったときに興味を持ち、自分から関わってみようと思えることも大切です。
子どもの「なんだろう」を大切にし、「やってみたい」が自然に生まれる毎日へ。
夢中になって遊んだ時間の一つひとつが、これから成長していく子どもたちの力につながっていきます。